【レンタカーで行こう！】世界遺産「熊野古道」の景観スポット

古くから多くの日本人の方々が参詣している熊野古道。
紀伊半島の南部にある熊野本宮大社、熊野速玉（はやたま）大社、熊野那智（なち）大社や伊勢・大阪・和歌山・吉野などを結ぶ古い街道の総称です。
その一部の道がユネスコの世界遺産にも登録されており、現在ではパワースポットとしても注目を集めています。
昔から変わらない自然に囲まれて巡礼の旅を楽しめる熊野古道のおさえておきたい観光スポットを紹介します。

熊野古道の道について

熊野古道は以下の5つの道で成り立っています。

・紀伊路（きいじ） 大阪から和歌山県の田辺までを結ぶ道のり
・中辺路（なかへち）
田辺から山中を通る熊野三山までを結ぶ道のり
・小辺路（こへち）
高野山と熊野本宮までの道のり ※熊野本宮から出発する場合は、高野道と呼ばれます。
・大辺路（おおへち）
田辺から海岸沿いに熊野三山へ向かう道のり
・伊勢路（いせじ）
三重県の伊勢神宮と熊野三山を結ぶ道のり

紹介した5つの道の内、大辺路・中辺路・小辺路が世界遺産に登録されています。

熊野三山

熊野三山とは、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の3つの神社の総称。3社共に世界遺産に登録されており、観光スポットとして注目すべきところです。

■熊野本宮大社

熊野三山のなかで最もおもむきがあると評判の熊野本宮大社。中辺路を歩き最初にたどり着く場所で、檜皮葺きの社殿が国の重要文化財に指定されました。
また、3本の足を持つカラスの八咫烏（やたがらす）が有名。太陽の化身と呼ばれる八咫烏は初代天皇とされる神武天皇に尽力したことで知られており、社殿の鳥居や門の前に飾られています。

■熊野速玉大社（はやたまたいしゃ）

熊野川の河口に位置する熊野速玉神社は、イザナギとイザナミをはじめ、十二柱の神々を祀っているパワースポットです。境内にあるナギの木の実を使ったナギ人形は縁結びや夫婦円満にご利益があるとされています。
合計538段もの階段を登ることで、いかにも巡礼という気持ちを味わえる神社と言えるでしょう。

■熊野那智大社（なちたいしゃ）

もともと熊野那智大社は那智の滝を進行する自然崇拝から興った神社ですが、現在は少し離れた高台にあります。
那智大社の社殿には、日本一巨大なおみくじがあります。那智の大滝の133mにかけて、おみくじの筒の長さが133cm。全身を使っておみくじを引くという面白い体験もできますね。

花の窟（いわや）